血色不良の原因|血液ドロドロの対処法

血色不良: なんとなく顔色がさえない・青白いと言われることが多かったり、元気がなさそう、寒がり、といったようなちょっと健康的でないイメージで捉えられるものです。

血色不良

血色不良の原因

血液は活動のエネルギーとなる酸素や栄養素を身体の隅々まで運び、また二酸化炭素や様々な老廃物を除去する働きを絶え間なく行っています。血液を循環させるためのポンプとしての心臓、その流れ路である血管、酸素と二酸化炭素のガス交換を行う肺、食べ物から炭水化物、蛋白質、脂肪分、ビタミン類などを効率良く吸収して血液に移す消化管など、私たちの身体は、様々な器官の働きに支えられています。
私たちの身体は数多くの様々な細胞から造られていますが、それぞれの細胞の必要とするエネルギーの源が血液により絶え間なく供給されていることでその活動が維持されています。
その大切な運搬役としての働きをしている血液が少なかったり、その巡りが滞ったりすると細胞にはエネルギー源不足状態が生じ、その程度に応じて様々な影響が現れてきます。また、身体の深部の温もりを温かい血液として末梢に運び四肢を温める作用もしていますから、その働きが充分でないと冷え性(冷え症)、寒がりにも繋がります。
このように、血色不良は、その症状としては軽いものの、体調不良に関連する自覚のひとつとして捉えることができます。血色不良の状態は、血液不足(いわゆる貧血)と巡りの滞りの2つに分けられます。

血液不足の対処法

赤血球の中にあるヘモグロビン蛋白が酸素・二酸化炭素を運ぶ役目を果しています。一つ一つの赤血球はいつまでも働き続けられるのではなく、骨髄の中で生まれてから100~120日ほどでその役割を終えて処理されます。私たちの身体の中では常に古くなった赤血球が処理されると共に新しい赤血球が作り出されて、血液全体ではほぼ一定の状態が維持されています。一定状態を維持するだけ必要な赤血球が作り出せなくなると赤血球の足りない状態が生じてきます。
また、ヘモグロビン蛋白の酸素・二酸化炭素運搬能には鉄分が重要な関与をしていますので鉄分が不足することもその運搬機能の低下に繋がります。
病的な症状に対して、西洋医学的では造血因子(エリスロポエチン製剤)や鉄剤などが使用されますが、血色不良の自覚の範囲については毎日の食事に注意したり、当帰、地黄などの入った補血作用のある漢方薬などを試してみることもひとつの方法です。

血液ドロドロの対処法

ポンプとしての心臓の働き不足によるうっ血もありますが、血色不良には主として血液ドロドロといわれるような、粘度が増加したり赤血球のしなやかさが失われた状態が関係しています。東洋医学ではこの様な状態を瘀血(おけつ)と認識しています。瘀血は様々な疾病の原因になったり、病気の随伴症状として現れるものと考えています。近年多くの研究により当帰芍薬散、桂枝茯苓丸などの駆瘀血薬といわれるような漢方薬には血液ドロドロの状態を改善する作用のあることが解明されてきています。

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