痛風を引き起こす8の原因|薬物療法

痛風

足の親指の付け根の関節やその他の足の関節が、ある日突然に激痛を発する病気が痛風です。
このサイトをご覧になっていると言う事は、すでにこの激痛を体験済ということでしょうか。
痛風という病気は、血中の尿酸の濃度によって発病の危険性が、予想されますが、この痛風にかかる方は、年に一回の健康診断を受けていないから尿酸値の数値自体知らない、もしくは健康診断は受けていて、尿酸値の数値が高いのは知っていたけど放置していたという方がほとんどです。
こういう方は、言ってみれば「痛風になるべくしてなった方」という事が言えるのかも知れません。
痛風は、痛いだけではなく、放置を続けると腎臓など内臓にも重篤な障害を招く病気です。
ぜひこの機会に、当サイトなどをご参考にしていただき、なるべく早い対策をお願いいたします。

痛風とは

「風が当たるだけでも痛い!」という症状から痛風と呼ばれるこの病は、肥満、飽食、運動不足などにより血液中の尿酸が上昇してしまった結果、おもに足の親指関節に激しい痛みを引き起こします。

発症は中年男性に非常に多くみられますが、近年は若い人が患うケースも増えてきています。

痛風は、体内で作られる尿酸があらゆる要因で処理しきれなくなってしまい、関節に溜まってしまうことで引き起こされます。

関節にたまった尿酸は、尿酸ナトリウムという結晶をつくりだすのですが、この結晶を体内の異物と認識した白血球が免疫機能を働かせることで激しい痛みを生じてしまうのです。

痛風発作の痛みは強烈なもので、ある日突然現れます。発作の部位は、足の指先、かかと、ひざ関節などの下肢部分に集中して現れます。

これは下肢に尿酸の結晶が溜まりやすいことが原因と考えられています。

発作が生じると激しい痛みに襲われ、患部が赤く腫れ、熱をもちはじめます。

痛みは1日ほどで絶頂を迎え、その後少しずつ自然に和らぎ始め、ほとんどの場合は10以内で痛みが完全に消えてしまいます。

しかし、これは痛風が完治したわけではなく、約半年から1年後に発作が再発します。

再発の間隔は、最初の発作後に行なった治療の有無で異なり、適切な対処をしなかった場合は間隔が短くなってしまいますので注意が必要です。

痛風の対処法は、とにかく安静にすることです。

そしてむやみやたらにマッサージをしたり、自己判断で痛み止めの薬を飲むことは絶対にせず、痛風の専門医のいる病院に行きましょう。

痛風と高尿酸血症

痛風の症状は突然あらわれますが、いきなり痛風になるというわけではありません。

だれしも体内に尿酸を溜め込んでしまい、尿酸値を上昇させてしまった結果、痛風になってしまうのです。

その尿酸値が上昇している状態を、高尿酸血症といいます。高尿酸血症を早期発見、治療することで、痛風を防ぐことができます。

高尿酸血症は、尿酸値を異常に高めて関節部に蓄積せてしまう症状ですが、その間、目立った発作や症状は全くありません。

そのため発見、治療が遅れてしまい、痛風をはじめとするあらゆる臓器の病気を引き起こしてしまいます。

とくに肝臓は、「沈黙の臓器」と呼ばれるほど我慢強い臓器で、過剰な尿酸上昇により機能低下を引き起こしたとしても、危険信号をなかなか発することがありません。

そのため、気が付いたころには肝不全といった重病になってしまうことも少なくありません。

自覚症状がほとんど無い高尿酸血症を発見するには、健康診断や人間ドックなどを定期的に受け、尿酸値を検査することがベストです。

特に30歳を過ぎた中年男性は積極的に検査することをおすすめします。尿酸値が高いと診断された場合は、医師の適切な指示のもと、尿酸値を下げる努力をしましょう。

予防法はとにかく、尿酸値上昇を避けることです。暴飲暴食、ストレス、激しい運動(無酸素運動)を控え、生活習慣を見直すことでが大切です。

痛風とプリン体

痛風を引き起こす原因は、おもに体内で過剰に作られる尿酸にあります。

尿酸は体の中で毎日作られていますが、大量生成され、うまく排泄されないと、血中に溶け出して関節に溜まり、結晶化してしまいます。

この尿酸の原料となるのが、プリン体と呼ばれるものです。プリン体は、体内の古い細胞が分解される過程で老廃物質として生まれてしまいます。

プリン体が肝臓で処理されると尿酸が合成され、通常は腎臓で尿と一緒に大会に排泄されるのですが、それがうまく作用しない場合、痛風に至ってしまうのです。

プリン体は、私たちが普段口にしている飲食物にも含まれています。特にレバーなどの内臓、イクラといった卵類、貝類、ビールに多く含まれています。

痛風や高尿酸血症に悩まされている方は、プリン体の多く含まれる食品の摂取を厳しく制限する必要があるともいわれています。

ところが、最近の研究では、食品として口から体内に入ったプリン体は、過剰量でない限りは腸内の細菌によって分解されてしまうため、尿酸値上昇の影響はあまり大きくないことが分かりました。

そのため、痛風患者の極端なプリン体摂取制限は、緩和されつつあります。

余談ですが、プリン体のプリンは、「基(Pure)」と「尿(Urine)」を繋げて「尿の基(Purine)」が語源となっています。よく耳にするデザートのプリントは全く別の意味です。

高尿酸血症の診断

痛風予備軍ともいえる高尿酸血症。これを診断するためには、体内に含まれている尿酸の量を調べる必要があります。

その検査として行なわれるのが血清尿酸値測定です。

血清とは、血液中に含まれる、血球(赤血球、白血球、血小板)を除いたほかの物質のことをいいます。

採取した血液を試験管などに入れておくと、薄い上澄みと濃い沈殿部分に分かれます。このうち濃い部分が血清です。

血清中には、あらゆる病気に犯された細胞組織が含まれています。

その成分を分析することで、病気の原因や進行具合を調べることができます。

よって、血清中に含まれる尿酸を調べることにより、高尿酸血症かどうかを診断することができるのです。

血清尿酸値測定では、採取した血液を自動成分分析器にかけ、血清を分離させて尿酸の量を調べます。

測定自体は、高性能測定器を用いることで比較的短時間で行なうことができます。

測定によって得られた尿酸値は、1dlの血清中に尿酸が何mg含まれていたかを示す数値です。

この値が7.0mg/dlを超えていた場合、高尿酸血症と診断されます。

しかし、尿酸値は常に一定の数値を示すわけではなく、その日の体調、最近の食事、生活状況によって大きく変動してしまいます。

また、抗炎症薬、利尿剤などを服用していた場合も尿酸値に影響してしまいます。

そのため、日を変えて何度か測定を行い、その平均値が7。0mg/dlを越えるかどうかで診断をくだすのが一般的です。

痛風の部位

関節部分の激しい痛みを伴う痛風の発作は、おもに足先、親指の付け根の関節にあらわれます。

この部分は痛風の代表的な発作部位とされており、初回の発作経験者の約7割近くがこの部位の痛みに苦しめられます。

その他の発作部位としては、ひざ、くるぶし、かかと、足の甲、アキレス腱といった、下肢が多くあげられます。

まれに、ひじや手指の関節にあらわれることもあります。

発作が下肢にあらわれやすい理由は、尿酸が下肢に溜まりやすいことがあげられます。「血行不良」「可動の負担」といった下肢のトラブルが尿酸を溜め込みやすくし、発作を招いてしまうのです。

痛風の発作の大きな特徴は、その発作部位が1箇所の関節のみに現れるということです。

2箇所以上の関節に発作があらわれることはほとんどなく、もしそのような場合は、別の症状の可能性も考えられますので医師に相談をしましょう。

発作の痛みは非常に激しいものですが、そのピークは大体1日で、その後は自然に痛みがおさまりはじめ、10日もすれば完全に痛みが引いてしまいます。

ですがこれは、痛風が完治したわけではなく、半年から1年後くらいには再び発作に襲われてしまいます。

痛風は治療の有無によっては発作の間隔がどんどん短くなり、やがて関節を破壊してしまう恐ろしい病です。

一時的な発作だからといって痛風を軽視せず、治療をしっかりと行ないましょう。

痛風の原因1:食生活

痛風の予防、治療には食生活の改善が必要です。特に、体内で尿酸を増やしてしまう原因となるプリン体を多く含む食品の摂取を控えることが大切です。

一般的に、100g中にプリン体が200mg以上含まれている食品は「高プリン食」と呼ばれ、痛風患者には控えるべきものとされています。

高プリン食には、レバー、煮干、干し椎茸、カツオブシ、カツオ、エビなどがあげられます。

おもに魚介類、内臓類、干物類が高プリン食となっています。

痛風や高尿酸血症を防ぐためには、1日のプリン体摂取量を400mgに抑えることが必要とされています。

ですから、高プリン食を大量摂取してしまうと、あっという間に摂取量をオーバーしてしまい、痛風にも影響を与えてしまいます。

逆にプリン体が少ないとされる食品は、野菜類、穀物類、果物類、海藻類があげられます。

痛風予防を心がける方はもちろん、痛風発作中の方は、プリン体の少ないこれらの食品を口にしましょう。

また、プリン体は煮ることで、食品から煮汁に溶け出してしまう性質を持っています。

鍋のような調理法の場合、煮汁にはプリン体が濃縮されているので、おじやにしたりスープを飲み干す行為はプリン体の大量摂取に繋がってしまいます。

また、鍋内の野菜もプリン体を吸い込んでしまうので注意が必要です。プリン体の摂取が気になる方は、鍋のような調理物は避けたほうが無難でしょう。

糖尿病のように、生活習慣病のひとつとしてみられている痛風の予防、治療は、食事療法が最も重要です。

栄養バランスを考え、食生活を見直しましょう。

痛風の原因2:痛風と肥満

食べすぎ、飲みすぎ、運動不足といった悪循環による肥満問題を抱える方は、動脈硬化、高血圧、糖尿病、心筋梗塞などの生活習慣病の原因やきっかけとなりやすく、痛風もその例外ではありません。

痛風や高尿酸血症患者には、肥満の方が多いです

。これは、暴飲暴食、運動不足、ストレスといった肥満の原因が、尿酸を増やしてしまう原因と重なるためです。また、肥満になると尿酸の排泄が低下してしまうことから、尿酸値が上昇しやすくなってしまうのです。

肥満の痛風患者、高尿酸血症患者の方がダイエットにより体重を減らした結果、大きく尿酸値が下がったというケースも確認されています。このように、痛風と肥満は深い関わりを持っていることが分かります。

痛風の治療、予防を効果的に行なうためにも、肥満を解消することが欠かせません。

そのためにも、患者自身がしっかりと自己管理を徹底し、強い意思を持って、ダイエットに望まなくてはいけません。

しかし、無謀な運動、極端な食事制限、ストレスが悪影響となり、逆効果となってしまう場合もあります。

その場合、むしろ尿酸値を上昇させてしまい、痛風発作を起こしてしまいます。

肥満解消を試みる方は、自己流で減量を行なわず、極力、医師のアドバイスのもと無理の無いダイエットを長期的に行い、少しずつ体重を落としていきましょう。

痛風の原因3:ストレス

ストレスが原因で生活習慣病になってしまうことはよく知られており、痛風の発作もストレスが原因で引き起こされてしまうことがあります。

人間がストレスを感じると自律神経である交感神経が強く働き、心と体の緊張状態を高めてしまいます。

緊張状態が長く続くと異常なエネルギー消費を引き起こし、代謝を活発にしてしまい、体内の尿酸の量を増やしてしまいます。

また、ストレスを溜め込むことで体調を崩し、尿酸の排出にも影響してしまい、尿酸値を高めてしまうこともあります。

痛風患者に多い30~50歳代の中年男性は、仕事の責任感や家庭の不安感が影響して多くのストレスにさらされてしまいがちです。

これが引き金となり痛風を発症してしまうケースも少なくありません。

このストレスの感じやすさ、抵抗力は性格によって、非常に異なります。

真面目で几帳面、責任感が強い、自信がない、自己主張が強いといった方は、とてもストレスを溜め込みやすい性格です。逆にストレスを溜め込みにくいのは、楽天的な性格です。

ストレスを溜め込まないようにするには、楽天的な思考を持てるようにすることですが、これは自分の性格を根本から変える必要があるため、非常に難しいことです。

まずは、気分転換できるような趣味を持ち、息抜きができる時間を設けて、リラックスすることから始めましょう。

また、ストレス解消目的とはいえ、体を過度に疲れさせてはいけません。激しい運動や、徹夜で遊び呆けているようでは、気持ちが満足しても肉体的なストレスの緩和にはつながりません。

むしろ肥満や健康不良を引き起こす原因になってしまいます。あくまでも健全なストレス発散方法を見つけましょう。

痛風の原因4:合併症

生活習慣病である痛風は、暴飲暴食、運動不足、ストレスといった要因が影響して引き起こされます。

そのため、他の生活習慣病である糖尿病、高脂質血症、高血圧症、動脈硬化症などを併発してしまう危険性が非常に高いのです。

また、痛風が直接関連すると考えられている合併症に、腎臓の機能低下を起こす腎障害があります。

腎臓は血液中の老廃物や水分をろ過して尿を作る働きと、体内の水分量を調節するという重要な働きをしています。

体内の水分が多いときは老廃物の濃度が薄い尿を大量排出し、逆に体内の水分が少ない場合は、老廃物の濃度が濃い尿を少量排出します。

痛風の原因である尿酸が過剰に増えてしまうと、腎臓の働きを阻害して、老廃物をろ過する機能を低下させてしまいます。

すると、老廃物を体外に全て排泄するためには、通常以上の水分を必要としてしまうこととなり、体内が水分不足に陥ってしまうのです。

この腎障害の症状が悪化すると、体内の老廃物を排泄することができなくなり、尿毒症という状態になってしまいます。

尿毒症は、心臓、消化器、脳神経などに影響をきたし、放置しておくと数日から数ヶ月で死にいたることもある恐ろしい病です。

腎障害は、痛風以外の生活習慣病を併発していると、より機能障害を起こしやすくなってしまいます。

恐ろしい合併症を防ぐためにも、痛風といった生活習慣病の症状を軽視せず、治療、予防を心がけてください。

痛風の原因5:栄養

生活習慣病のひとつである痛風は、プリン体の制限だけではなく、栄養バランスを考えたカロリー制限が必要です。肥満、高血圧、高脂質血、糖尿病などを合併しないためにも、糖類、脂肪類の過剰摂取に気をつけなくてはいけません。

ごはん、ぱん、めん類といった炭水化物は、体内に入ると糖質に分解され、生命活動に重要なエネルギー源となります。

しかし、糖質の量が過剰になると、余った分を脂肪として蓄えてしまい、肥満や動脈硬化の原因になってしまいます。

肉類、卵類、魚類は、多くの脂肪を含んでいます。

特に肉類の脂肪は尿酸値を上げてしまい、また卵類はプリン体が多く含まれているため、肉類、卵類の摂り過ぎは痛風の原因に直結してしまいます。

肉類、卵類の脂肪分のデメリットに比べて、魚類の脂肪には、中性脂肪の低下を促し、動脈硬化を防ぐというメリットがあります。

これは、魚類の脂肪分の中にEPA(エイコサペンタエン酸)と呼ばれる栄養素が作用しています。このEPAは人間の体内ではほとんど作られない重要な栄養素ですので、積極的に摂取することを心がけましょう。

痛風をはじめ、生活習慣病を防ぐためには、普段の食生活で不足がちなビタミンやミネラルを豊富に含む野菜類を中心とした食事にシフトすることが重要です。

生野菜に抵抗がある方は、煮る、蒸す、茹でる、炒めるといった調理をすることで、食べやすくしましょう。ミキサーやジューサーを用いて野菜ジュースにするのも良いでしょう。

また、ビタミンの摂取と聞くと、果物類が思い浮かぶと思いますが、甘い果物は大量の糖分を含んでいるため、食べすぎは肥満、糖尿病の原因になりかねません。食べすぎには注意してください。

痛風の原因6:水分

人間の体の約70%、血液の約90%が水分でできています。そのため、水を飲んで体内の水分量を維持することは、人間が生きていくうえで必要不可欠なことです。

痛風の方が体内の水分不足に陥ると、尿の量が減ってしまうため尿中の尿酸濃度を高めてしまいます。

尿酸濃度の高い尿は腎臓に負担がかかってしまい、腎障害、尿路結石を生じる危険性があります。そのため、痛風の方は尿酸の排泄をスムーズに行なうためにも、十分な水分補給が必要不可欠なのです。

痛風患者が1日に排泄する尿量は2リットル以上が良いとされています。これは健康体の方の尿量の1.5倍にあたります。体内の水分は、尿以外にも消費されるため、飲む量は当然、2リットル以上が必要となります。

水分を口にする場合は、水やお茶といった糖分を含まないものに限定しましょう。

最近はカロリーゼロの飲料水も多いので、それらも良いとは思いますが、カフェインなどが多く含まれている場合もあるので、成分をしっかり確認してから飲むものを選びましょう。

ビールやジュースでの水分補給は尿酸値を上昇させてしまうので厳禁です。

また、スポーツや暑い夏の日といった大量の汗をかく場面ではこまめな水分補給をしてください。

汗をかいた後は血中濃度が高まり、尿酸値を上昇させてしまい、痛風発作を起こしやすくしてしまいます。

日常生活において人より汗をかきやすい傾向にある方も、通常の方よりも水分補給を多くとる必要があります。

寝ているときにも人間は汗をかき、体内の水分を失ってしまいます。寝る前にコップ1、2杯の水を飲んでおくことも有効です。

痛風の原因7:アルコール

過剰飲酒が痛風といった生活習慣病の原因になってしまうことは、もはや世間の常識です。

生活習慣病は合併症を引き起こしやすい危険な病気です。「分かっているけど、お酒はやめられない」という緩い考えを改め、節酒、飲酒に努める必要があります。

痛風において最も飲用を控えたいアルコールが、ビールです。

ビールが含んでいるプリン体の量は日本酒の4倍以上、ワインの10倍以上、ウイスキーのなんと40倍以上と、アルコールの中でも群を抜いています。

これはビールの原料である麦芽(ホップ)がプリン体を大量に含んでいることが原因です。

アルコールは、体内に入るとすぐに吸収されるため、プリン体が取り込まれる速度も非常に速く、尿酸値の上昇に結びつきやすい性質があります。そのため、ビールを大量に飲んだ次の日に痛風発作があらわれてしまったというケースは少なくありません。

ビールを控えれば、他のアルコールを摂取しても痛風に大きな影響はないというわけでもありません。

アルコールそのものには尿酸の排泄を低下させる働きもあり、カロリーの大量節酒により肥満にも影響してしまいます。

痛風の治療、予防をする方は、禁酒をすることが一番です。

といっても、アルコールを嗜むことで、ストレスを緩和している方が多いことを考えると、無理な禁酒は逆にストレスを感じてしまい、悪影響になりかねません。

まずは少しずつ量を減らし、週に1、2日は一切アルコールを口にしないという休肝日をつくることで、徐々にアルコールに頼らなくても大丈夫な生活に変えていくと良いでしょう。

痛風の原因8:運動

痛風の治療には、自己管理による療法がもっとも手軽に行なえ、確かな効果を発揮することができます。

栄養バランスを考えた食事療法が特に重要ですが、体を動かし、代謝を良くする運動療法も大切です。

適度の運動を行なうことで、血行をよくすることは、新陳代謝を活発にすることにつながり、痛風を抑制させることができます。

また、痛風の発症原因となる肥満も解消することができます。

体を動かせば、どんなことでも痛風によいというわけではありません。

激しい運動は逆に尿酸値が上昇してしまいます。痛風に適しているのは、「疲労を溜め込まない運動」「楽しんで行なえる運動」「毎日続けられる運動」です。

運動療法は、地道に長期間つづけなければ効果がありません。ですから、苦痛にならずに毎日楽しく続けられる運動を行なうことが有効です。

具体的には、ウォーキング、ジョギング、サイクリング、スイミングなど、自分のペースで行うことができる軽い運動です。

体を動かすことに余裕が生まれてきたら、テニス、バドミントン、卓球、ダンスなどを趣味として楽しむのもよいでしょう。

また、外出して運動する時間がなかなかつくれない方は、自室にルームランナーやエアロバイクを設置して、空いた時間に使用することをおすすめします。

TVをみながら、音楽を聴きながら運動を行なえば、リラックスして楽しむことができます。

運動前後には柔軟運動を必ず行なってください。

急に運動を始めたり、運動後のクールダウンを行なわないことは、体の緊張状態を高めてしまい、尿酸値に影響をあたえてしまいます。

また、汗をかいたらこまめに水分補給をしてください。体内の水分不足による血中濃度の上昇を防ぐことができます。

痛風の薬物療法

痛風は一度発症してしまうと、回復には時間がかかり、長く付き合わなければなりません。

そのため、薬物療法による治療も欠かせません。

痛風における薬物療法は、「発作の痛みの抑制」「尿酸値の低下」の2点の目的のために行なわれます。

発作の痛みの抑制には、抗炎症薬であるコルヒチン、非ステロイド系抗炎症薬があります。

コルヒチンは、白血球が尿酸結晶を攻撃する力を抑制して炎症が起こらないように作用します。

発作の前兆を感じたときに服用することで、痛みを防ぐことができますが、副作用として下痢や脱毛、骨髄の働きを低下させてしまうことがあります。

非ステロイド系抗炎症薬も発作の痛みを防ぐ効果を発揮しますが、コルヒチンよりも副作用が少ない特徴を持っています。

コルヒチン、非ステロイド系抗炎症薬は、発作の痛みを緩和することしかできません。痛風を根本的に治療するには、尿酸値の低下作用のある、「尿酸排泄促進薬」と「尿酸剛性阻害薬」が必要となります。

尿酸排泄促進薬にはベンズブロマロンという薬があり、尿中に排泄される尿酸の量を増やして、血液中の尿酸を少なくする働きがあります。

しかし、尿酸が腎臓に溜まりやすいことから、腎障害を起こしてしまう可能性があります。

尿酸剛性阻害薬はアロプリノールという薬が尿酸の生成そのものを抑えることで、尿酸値の上昇を防ぎます。

アロプリノールは副作用も少なく、長期服用が可能なため、痛風治療には非常に重要な薬となっています。

痛風治療において、薬物療法は非常に有効ですが、自己管理における食事療法、運動療法を同時に行なうことも重要です。

治療を円滑に進め、薬物に頼らなくても大丈夫な状態を目指しましょう。

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