腱鞘炎の種類と症状・治療法について

腱鞘炎について主に知識を深めるためのカテゴリ。

腱鞘炎とはどういったものなのか、また、どのような種類の腱鞘炎があるのか。
まずは腱鞘炎というものを良く知るところから始めていきます。

腱鞘炎

腱鞘炎の種類

手首の腱鞘炎

手首の腱鞘炎として代表的なものにドゥケルバン腱鞘炎というものがあります。
手首に炎症が起きているもので、動かしたりすると痛みを感じることが
あるのはもちろん、手首が腫れたり、少々熱を帯びたりもします。

ドゥケルバン腱鞘炎になりやすいスポーツは、特にテニスで、テニスををしている
人の中に多く見られます。また、一般的には中年女性にも良く見受けられます。

手首が少し痛いと感じたり、動かしたときに違和感を感じたりしたなど、
ちょっとした異変を感じたら、一度ドゥケルバン腱鞘炎かどうかを判断する
「フィンケルシュタインテスト」を受けてみると良いでしょう。
詳しくはドゥケルバン腱鞘炎のページでご紹介しています。

また、手首が動かしづらくなると、テニスなどのスポーツだけでなく、
日常生活にも支障が出てくるようになります。包丁を握るときも違和感や痛みを感じるようになり、
料理のときに熱くなっている鍋などを持つのがつらく、時には激痛が走って
やけどなどの危険に晒されることも少なくないようです。

もし、患部が強く痛みを感じるようであれば
一度病院で診察を受けることをおすすめします。

手首に腱鞘炎が起きると、場所が場所だけに完治するのが大変だといいます。
いつも使う手であるからこそ、腱鞘炎にもなりやすいわけですが、やはりきちんと
治そうと思うなら、とにかく手を酷使せずに、休ませて上げることが重要になります。

家族の方や身近な方の協力は必要不可欠となるでしょう。

指の腱鞘炎

指の腱鞘炎といえば「ばね指」というものを聞いたことがあるかもしれません。
ばね指は親指に起こりやすい腱鞘炎ですが、もちろん他の指でも起こる可能性はあります。

ばね指になった指は、曲げたときの伸ばそうとしても上手く伸びなかったり、
無理やり伸ばそうとすると痛みが走ったりします。
感覚的には何かに引っかかって指が動かないような感じとでも申しましょうか。
その感じがばねに似ていることから「ばね指」と名づけられています。

初期の頃は痛みもなく、ちょっと変だな、動きが悪いな、くらいにしか
感じていないことが多いのですが、すでに腱鞘炎は始まっているといっていいでしょう。

指を動かすときには「ぷちっ」というような音を感じることもあります。
これは指の腱が腱鞘に引っかかっている音だといわれています。

指が動かしづらいので、自動販売機に小銭を入れるといったような、つまむ動作が
むづかしくなり、同じようにつかむといった動作もつらく感じるようになってきます。

症状が重くなると、今まで感じていなかった痛みが、突然激痛を感じたり、
最後には何もしていなくとも痛みを感じるようになってしまいます。

ちょっとおかしいかな、と思ったら、出来るだけ指を休めてあげるようにするのが
良いでしょう。このまま酷使し続けてしまうと、腱鞘炎が悪化してしまう恐れがあるからです。
それまでは「ぷちっ」くらいの音で済んでいたものも、次第には「ごりっ」というような
強い感覚に変わってしまうこともあるようです。

肘、腕の腱鞘炎

肘や腕が腱鞘炎なきがするけど、医者に腱鞘炎だといわれたけれど・・・
でも、腕や肘って腱鞘炎になるの?そう感じている方は少なくないようです。

結論から言えば、なります。
部品組み立ての内職だったり、楽器奏者などの職業病てきなものからくる反復運動や、
いつも同じ筋肉使っていたりすると、腕でも肘でも筋肉が硬く凝ってしまい、
いわば「筋が凝っている」といわれる状態になります。

今ではPCも相当普及してきた、というより1家に1台、2台は当たり前のような環境に
なってきていますし、タイピングも立派な反復運動になってしまいます。
ですので、特に今の時代は腱鞘炎予備軍がはびこっているといってもおかしくは
無いかもしれません。実は、知らない間に慢性的な痛みを放っておいてしまっている人は
少なからずいると個人的には思います。

また、スポーツに目を向けると「テニス肘」という言葉をきいたことがある方も
いらっしゃるかもしれません。これも腱鞘炎の1つで、テニスというラケットを振り続け
肘を酷使するあまりに発症してしまう、肘の外側が痛くなってしまう腱鞘炎なのです。

腕や肘、という腱鞘炎にはちょっと結びつきにくい部位でも、痛いかな、
ちょっとおかしい気がするな、と感じたら、まずはその場所に出来るだけ負担を
かけないようにすることと、1度病院で診察してもらうのが良いでしょう。
そのまま酷使し続けてしまうと、腱鞘炎が酷くなり、動かさなくても痛みに
悩まされてしまうこともあります。

マウス腱鞘炎

新現代病ともいえるマウス腱鞘炎やパソコン腱鞘炎。
パソコンがあって当たり前の環境にある私たちは、今ではパソコンの
使いすぎによる現代病に悩まされることになっています。

キーボードをたたくだけでも手首などに痛みや違和感を覚えた方は少なくないでしょう。
これが積み重なることにより、引き起こした腱鞘炎を「パソコン腱鞘炎」と呼ばれています。
また、一見小さなマウスですが、マウスを動かすというほんの少しの負担が、
これまた腕に負担をかけているのです。そしてそれが「マウス腱鞘炎」と呼ばれているのです。

少しくらい違和感を感じることがあっても、仕事上やめるわけにはいかない
場面も多く、こうした現代病を防ぐことは簡単ではないかもしれません。

しかし、正しい姿勢でパソコンを操作することで、パソコン症候群や
マウス症候群を予防することも出来ます。
以下のチェック項目で、いくつ自分に当てはまるかやってみましょう。

1.パソコンのモニターが体の正面にない
2.毎日長時間パソコンを使用している
3.パソコン作業中に足を組んでいる
4.キーボードの手前に書類を置いていたり、キーボードの位置が遠い
5.受話器を耳と肩で挟んだままパソコンを操作することが多い
6.便秘・下痢、胃の痛みなどが多い
7.目の疲れ、痛み、かゆみがある
8.パソコンの使用が原因で手首やひじを痛めたことがある
9.脚、尻、腰、背中、首、肩、頭のうちのどこかが1~2日痛むことがある
10.腕を交互に伸ばして上げたときにどちらかの腕が耳につかなかったり、肩やひじが痛む
11.仰向けで寝にくく、横向きかうつ伏せで寝ている
12.1日に30分以上歩くことがない

どうだったでようか?
0~1個しか当てはまらなかった方は綺麗な姿勢でパソコン作業が
できているといえるでしょう。
次に2~6個だった方は、作業の合間にストレッチをして、
疲れを溜めないように気を付けるようにしましょう。
当てはまる数が7個以上だったあなたはマウス腱鞘炎になっていてもおかしくありません!
自分の姿勢を見つめなおし、体に違和感があるようなら病院にいくことも検討しましょう。

スポーツ腱鞘炎

スポーツ腱鞘炎とは、テニスやバドミントン、ゴルフ、ボーリングなど、
同じ動きを何度も行い、肩から先の手や腕、肘といった部分に大きな
負担をかけるスポーツに多く見られるようです。
テニス肘、という名前を聞いたことのある人もいらっしゃるでしょう。あれも腱鞘炎の1つです。
スポーツだけではなく、ピアノやギターなどの楽器演奏でも腱鞘炎になることもあります

反復運動を何度も行い、腕や手などを酷使していくことで、発症してしまうのです。

また、あの有名なアキレス腱ですらアキレス腱鞘炎になってしまうことすらあるのです。
陸上やバスケットボール、バレーボールなどの走ったり、飛んだり、
といったことを繰り返すスポーツをしている方にに多く見られるそうです。

そして今までやってきたことを突然ぱたりとやめられる人は少なく、
特に腱鞘炎になるほど頑張っていた人ならなおさら、そのまま運動を続けてしまった結果、
スポーツをしているときだけでなく、日常生活のときにも痛みが現れるように
なってしまったという人もいるようです。

体の異変を感じたら早めに医師に相談しましょう。
痛みが増し、生活に影響が出てから後悔しても、腱鞘炎は悪化してしまっています。
今まで続けてきたスポーツでも、勇気を持って体を休めてあげることも必要です。
酷くなってしまうと、手術にいたる場合もあるようですしね。

足底腱鞘炎

その名の通り足の底に起こる腱鞘炎。
足底腱膜という組織が炎症を起こすことから足底腱鞘炎と呼ばれています。
また、他にも足底筋膜炎とも呼ばれています。

もともと足の構造は、縦のアーチと横のアーチといった2つのアーチが
組み合わさっています。この二つのアーチによって、私たちの生活の中で起こす衝撃を
吸収したりしてくれているわけですね。そしてその中でも足底腱膜は
縦のアーチを形成しています。

よくある症状としては

・踵の裏が痛くなる
・朝起きたときの最初の一歩が痛い。
・土踏まずが痛い
・歩いているとき、だんだん痛みが消える。
・長い時間立っていると痛い。

また、慢性化すると起きてから2~3時間程度痛みが続くことや、歩行中などにも
痛みを感じることがあるようです。

かかとの裏辺りが痛くなることが多いようですが、場合によっては土踏まずの
部分が痛くなってしまう、といった方もいらっしゃるようです。

また、足底腱鞘炎を起こす方の多くは、固い床の上で長時間作業している方、
はしごを使った作業の多い方、そしてマラソンなどのスポーツをしている方に多く
見受けられるようです。

また、靴が自分にあっていない場合や、膝や腰が悪く、歩くときのバランスが
崩れている方なども足そこ腱鞘炎になってしまう恐れがあるそうです。

靴にやわらかい中敷を入れることやヒールカップという踵のクッションをいれること、
また、土踏まずのアーチを支えるような形の中敷を使うことも、足底腱鞘炎に
効果的なのだそうです。

狭窄性腱鞘炎

狭窄腱鞘炎とは、指の曲げ伸ばしを行うための腱と、それを覆うトンネルのような
腱鞘において、トンネル部分が狭くなり腱がスムーズに動かなくなってしまうことで
起こります。
因みに、腱鞘炎とは、腱の炎症と思われてる方もいらっしゃるようですが、
実は腱鞘の方の炎症なのだそうです。

指がひっかかったような感覚になり、スムーズに動かしづらいといったように、
動きが悪くなるのはもちろん、痛みを伴うこともあります。

原因は不明とされているようで、現状では主に指などの「使いすぎ」によるものだと
いわれていますが、狭窄腱鞘炎を起こしているにも関わらず、安静にすることなく
酷使し続けてしまった場合には、症状が悪化し、最後には動かしていないときでも
痛みを感じるようになるようです。
また、手首の親指側で起きる腱鞘炎は「ドゥケルバン腱鞘炎」と呼ばれています。

狭窄腱鞘炎は、親指と薬指において症状が現れることが多いといわれていますが、
人差し指や小指に起こった場合は症状が軽いとも言われています。

もし狭窄腱鞘炎の症状が現れた場合には、まずは患部の酷使をやめ、出来るだけ
安静にする必要があるようです。
塗り薬や湿布などで消炎鎮痛効果が期待できる場合もありますが、症状が重くなるとあまり
その効果は期待できません。そうなったばあいには次にステロイド剤の局所注射などが
効果が期待できるようです。

屈筋腱腱鞘炎

屈筋腱腱鞘炎も、やはり腱と腱鞘の間が狭くなり、腱が通りにくくなり、
腱鞘に炎症が起きることで症状が現れます。

指が曲がったままになってしまい、その状態から指を伸ばそうとすると、
急激にびょんと伸びるさまはまるでバネのようである場合、その腱鞘炎を「バネ指」と
呼ばれることもあります。

指の曲げ伸ばしがスムーズに行えないのはもとより、痛みを伴う場合もあります。
時に、痛みは指の関節痛として感じることもあるそうです。また、主に症状が
現れる部位は親指と言われています。

治療はやはり保存療法、もしくは湿布、塗り薬などの消炎外用薬、
もしそれでも症状が改善されないようであればステロイド注射などを行っていくようです。
症状が強く出ており、それでも改善されないようであれば、
腱鞘を切開する手術を行うこともあるそうです。

ドゥケルバン腱鞘炎

手首の痛みが気になっていたり、腫れや痺れを感じたりしているなら、
一度ドゥケルバン腱鞘炎の診断をしてみると良いでしょう。

まず、ドゥケルバン腱鞘炎とは、長母指外転筋腱と短母指伸筋腱が
橈骨茎状突起部と伸筋支帯で狭窄された状態のことを・・・
ってちんぷんかんぷんかもしれないですよね。

簡単に言うなら、手首の腱と腱鞘の間のすべりが悪くなり、引っかかってしまう、
それによってうまく手が動かせなくなったり、また患部に痛みや腫れ、
痺れなどという症状が起きてしまうものです。

そして、ドゥケルバン腱鞘炎かどうかを判断するテストが
「フィンケルシュタインテスト」というものです。以下にそのやり方をご紹介いたします。

1.親指を中に入れてこぶしを握ります。

2.その状態で手首を小指側に傾けます。

3.これで痛みが出るようならドゥケルバン腱鞘炎の疑いがあります。

たったこれだけで簡単に調べられますので、手首に違和感を覚えていて
不安を抱えているようでしたら、是非一度お試しください。

逆に、手首の腱鞘炎でドゥケルバン腱鞘炎以外の腱鞘炎については、決まった
診断方法は無いのだそうです。それだけ出現する頻度は少ないといのだといわれています。
その少数派の腱鞘炎だった場合は、地道に痛い部分を探し当てたり、
患部が腫れていないかなどをみて、判断していくようです。

なんにせよ、特に強い痛みなどを感じるようなら、
病院で診察を受けたほうが良いでしょう。

腱鞘炎の症状

腱鞘炎の症状ですが、初期の頃はたまに感じる筋肉の違和感や、ちょっとした痛みに
始まります。手のひらや、指の場合は、指が開きづらい、動かしづらいかな、
といった感覚になります。

この症状が酷くなってくると痛みを感じる回数が増えてきます。
しかし、しばらくするとその痛みも消えてしまい、特に気にすることもなく
すごしてしまうことがほとんどです。また、患部が熱を持ったりすることも。

さらに症状がでてくると、患部の痛みがよく現れるようになり、それが数日に
わたることも出てくるようになる。腫れた感じがしたり、また動かしづらく、
だるい感じがしたりする。

やがて日常的な行動でも痛みがよく現れるようになる。
痛みが良く現れるようになると、こんどは「何をやったらまた痛くなって
しまうのではないだろうか」といったことが感覚的に分かるようになってしまい、
行動に恐怖を覚えるようになったりする。

これまでの症状を超えてしまうと、日常生活のあらゆる動きに痛みを伴うようになり、
やがて何も出来ないようになってしまいます。そして、終いには動かなくても
痛みを感じるようになってしまいます。

以上が、おもな腱鞘炎の症状の流れです。

また、指に起きた腱鞘炎「ばね指」は、指を動かすと腱と腱鞘が引っかかるために
音が出るときがあったりもします。そのせいで動きは鈍く、指が思うようには
動かしづらくなります。酷い場合には本当に動かせなくなってしまったりもしてしまいます。
また、痛みも伴う場合と伴わない場合とあるようです。

腱鞘炎の予防

腱鞘炎の予防法についてご紹介していきます。

休憩する

書き物をする方、ピアノを弾く方、そしてパソコンを長時間使う方など、
長時間同じ動きを繰り返すような場合には、かならず間に休憩を入れ、患部の力を
抜くとよいでしょう。常に力を入れたままだと、患部の筋肉が凝り固まってしまいます。

ストレッチをしましょう

作業や運動の前や後に、腕や指を伸ばしたりするストレッチを行いましょう。
使う前や使った後に筋肉をほぐすようにしておく事が、予防につながるようです。
休憩することもストレッチをすることも、やはり患部の筋肉や腱が凝り固まって
しまうことを避けるためです。
前後はもちろんですが、動いている最中などにも、ちょっと疲れたな、
というときにはストレッチを行うことで効果が期待できます。

痛みを感じたらすぐにやめる

患部に痛みを感じたら、すぐに患部を休めるようにしましょう。
腱鞘炎かな?とおもっているのにそのまま使い続けると症状が悪化してしまいます。

冷やす

患部に疲れがたまっているとき、患部に違和感を感じたときなどに、
アイシングをすると良いでしょう。アイスノンや氷水などで患部を冷やすことで、
その後の経過をよくする効果がきたいできるのだそうです。

腱鞘炎の治療法

腱鞘炎の治療

腱鞘炎の原因は、「使いすぎ」といわれています。その箇所を酷使してしまう
ことで症状が起きるといわれています。ですので、腱鞘炎かな、と思ったら、
まずは患部を休め、酷使することを避けるようにしましょう。

これが守れないと、動きがさらに悪くなったり、痛みが悪化したりなど、
腱鞘炎の症状は悪化してしまい、安静にしていたり、湿布や消炎外用薬による保存療法の
効果が期待できなくなってしまいます
特に、重症になってくると何もしない、動いていない状態でも痛みが続く場合があります。

次は腱鞘炎の炎症を薬で抑える「ステロイド注射」です。保存療法の効果があまり
感じられなかったときももちろんですが、初期の炎症を鎮める効果も期待できる方法です。

症状の強さが非常に重くなってきて、何度も痛みを繰り返してしまったり、
というようになってくると、場合によっては手術を行い、腱が通りにくくなっている
腱鞘部分と、炎症により傷ついた組織を除去したりすることも。

保存療法は自分で出来ますが、後者二つに関してはもちろん外科の先生の役割になります。
対応が早いほど、体に及ぼす被害も小さくて済みます。自分の症状がきになったら、
まずはお医者さんに診断してもらうのが良いでしょう。

逆に重症な方でも、しっかりと保存療法を今期よく続けることで、腱鞘炎を
克服できる方もいらっしゃるようです。とはいえ、やはり早い対処を心がけることに
こしたことはありません。

腱鞘炎の注射

腱鞘炎の治療法には、おもに以下の3つがあります。

・安静にしながらの湿布や消炎外用薬による保存療法
・炎症の起きている部分へのステロイド注射
・切開による炎症部分、炎症によって傷ついた組織の除去

腱鞘炎に注射をしたり、切開をしたり、というのはもちろん外科の先生の
診断によってとなります。保存療法での効果があまり感じられない場合はもちろんですが、
初期の炎症も鎮めてくれる効果が期待できます。

また、ステロイドの成分にはさまざまな種類があり、もちろんその力も
その種類により差があります。

水溶性ステロイドは、水に溶けた状態なので体への吸収が良く、効いたかな、
と体感できる方もいらっしゃるそうです。

また、懸濁性ステロイドは水に溶けていない状態のステロイドで、水溶性ステロイドよりも
体への吸収が悪く、患部にとどまり続けるため、水溶性ステロイドよりも力はよわくとも、
効果の持続時間が長いといわれています。

また、ステロイドといわれて副作用が頭をよぎる方もいらっしゃるかもしれません。
逆に、事実上副作用の無い薬はないとも言われているようです。
その効果の大小や、人と薬の相性などが関係し、人によっては副作用が大きい小さい、
ということがあるのだそうです。
ですので、きちんとお医者さんと自分の体のことは相談しておきましょう。
アレルギーを持っている方などもいらっしゃいますし、腱鞘炎に限った話では
ないと思いますけどね。

腱鞘炎の手術

腱鞘炎の手術は、主に保存療法もステロイド注射も効果が感じられないような場合、
慢性化したまま一向に良くならなかったり、といった場合に行われるようです。
そのような場合、手術したほうが早い、となることがあるようです。

ネットで調べていると、基本的に手術は簡単に終わる、というのを目にします。
実際に手術を受けられた方などの言葉も掲示板などで目にしますが
私自身非常にあっさりと発言されている印象を受けました。それでもされど手術。
誓約書などの内容はシビアなようですよ。
確かに「手術に100%はない」といわれるくらいですし、そこに全くリスクが
無いかといえば嘘になるでしょう。そのための誓約書ですしね。
同様に、医師は基本的に手術はしたがらないという話も耳にしました。
一応医師も「背負いたくない」と思うレベルのリスクなのでしょう。

治癒力というものが人間には備わってるわけですから、完全に安静にしていたら
もしかしたら治る日が来るのかもしれませんが、特にこの時代、パソコンがないと
ご飯が食べていけなくなってしまう人も多くいらっしゃると思いますし、
そうもいってられない時代なんだな・・・とは私も感じています。

では、手術を行った方から聞こえる声はどうなのでしょう。

基本的に喜びの声が多いように感じています。

数年間も腱鞘炎に悩まされ続け、術後の寝起きの最初の動きなど、特に激痛が走る場面で、
昔の健康なときのような感覚を味わうことが出来た、といったような話もありました。
もちろん、立つときに手を突いたり、ペンを握ったりなど、普通の生活上てを
使う場面でも手術の効果を実感できる方がおおいようです。

また、手術費用ですが、保険に入っている方であれば10000円もしない程度のようです。
個人的には意外に安い感じがしました。

腱鞘炎のサポーター

患部の使いすぎで引き起こしてしまう腱鞘炎。まず行える治療法が保存療法に
なるわけですが、ここでサポーターが役に立ちます。

安静にすることが一番なのですが、それが出来ないから腱鞘炎になってしまった
わけですし、意識してもなかなか上手くいかないことも多いです。サポーターは
そんな指や手首などを固定してくれるので、大変重宝します。

サポーターにはバンドなどが組み合わさってある程度の動きなら出来るように
作られているものと、硬い素材で作られ、ほぼ動きが制御されてしまうものまでさまざま。
とくに、これから動かなければいけない、これをやったら痛くなる、というのが
わかっているときはつけるようにしましょう。それだけでも状況は変わってくると思います。
また、外出時など、何が起こるか、何をすることになるか分からない場合などにも
持っていくことをおすすめします。

しかし、重宝するサポーターも弱点があります。
サポーターをつける場合、どうしてもその場所を締め付けてしまうので、その所為で
血行が阻害されてしまいます。血行が悪くなると、腱鞘炎の治りが遅くなってしまったり
するそうですので気をつけましょう。

また、たとえば片足を怪我してしまったときに、その足をかばうあまりに
もう片方の足に負担がかかりすぎてしまったり、というのと同じように常にサポーターに
頼っていると、別の指や肘などに負担をかけてしまったりするそうです。
ここも気をつけたいポイントですね。

腱鞘炎のテーピング

腱鞘炎の保存療法に、テーピングも効果的です。
患部を動かさないで安静にすることが必要ですので、幹部を固定できるテーピングは
もってこいなのです。

サポーターに比べて自由度がありますが、はり方次第でその強度も調節することが出来ます。
また、もちろん重ねるテープが多いほど、強度がまします。

テーピングには伸縮性のあるものと無いものがあります。もちろん固定することを
優先するなら伸縮性の無いテープをつかいますが、状況やそのときの症状などで
テープ自体も選択できますね。

しかしながら、しっかりとまかないと、その効果は薄れてしまうので気をつけましょう。
ご家族が家にいらっしゃるなら、ご家族の方に覚えてもらって、
はってもらうほうが失敗は少ないかもしれません。そのほかにも、人によっては
テーピングした部分がかぶれてしまったり、ということもあるようです。

また、テーピングの方法も、指を固定する張り方や、手首を固定する張り方など、
サポーターはつけられる場所が限定されるのに対して、テーピングはテープさえあれば
どこでも固定させることが出来るのも特徴でしょう。

サポーターとテーピングの特徴を、自分の腱鞘炎の症状と、行おうとしている
行動にあわせて使い分けていくと良いかもしれません。

腱鞘炎のマッサージ

使いすぎで筋肉や腱が凝り固まってしまい、腱鞘炎を引き起こして
しまった患部に、マッサージは効果が期待できます。
凝り固まった場所をマッサージによりほぐし、血液の流れを改善することで
腱鞘炎の治癒力を高めていくわけです。

パソコンなどの使いすぎで、親指がいたくなったり、という話も多く聞きます。
こうして疲労しきってしまった患部の凝り固まった筋肉をほぐすわけですが、
まずは全体の力を抜くこと、また、手首をぶらぶらーっとするだけでも
効果的だといいます。

マッサージをするときは手首のところの伸筋支帯がこわばってくることで
腱を圧迫してしまうので、その部分をほぐすようにマッサージしていきます。

また、前腕の筋肉を十分に伸ばすようなストレッチも効果的だといいます。
そして最後に親指などの指のマッサージをすると良いようです。