イナビル|効果・副作用・薬価|インフルエンザ

イナビル

イナビルとは

イナビルとは、吸入型のインフルエンザ治療薬として第一三共株式会社により販売されているお薬です。

イナビルはラピアクタと並んで2010年に登場した、新しいインフルエンザ治療薬です。

新しいタイプの吸入型インフルエンザ治療薬として、治療効果が期待されております。

なお、イナビルはタミフルやリレンザと同じくノイラミニダーゼ阻害薬に分類されます。

イナビルの特徴

イナビルはリレンザと同じ吸入型のお薬ですが、服用回数が1回で済むという特徴があります。

リレンザとタミフルは共に1日2回で治療の場合は5日間、予防の場合は10日間服用し続けなければなりません。

イナビルはこれらの薬品に比べて薬の成分が長く患部にとどまるという特質があるので、1回の吸入で治療が完結できるのです。

イナビルの飲み方

イナビルは予め吸入器に粉末の薬が入っている状態ですので、そのまま吸入します。

成人ならびに10歳以上の小児は40mg(20mgを2回)、10歳未満の小児は20mg(20mgを1回)吸入します。

服用回数は最初の1回のみです。

イナビルの副作用

以下、イナビルの添付文書に則った副作用です。

過敏症

じんましん、発疹、紅斑、そう痒

消化器

下痢、胃腸炎、悪心、嘔吐、腹痛、口内炎、腹部膨満、食欲減退、腹部不快感

精神神経系

めまい、頭痛

血 液

白血球数増加

肝 臓

ALT(GPT)上昇、AST(GOT)上昇、γ-GTP上昇、肝機能異常

泌尿器

尿蛋白

その他

CRP上昇、尿中ブドウ糖陽性

また、ごくまれに重篤な副作用として以下の症状が報告されております。

下記のような症状が確認されましたら、服用を中止して速やかに医師の診断を受けてください。

ショック、アナフィラキシー

アナフィラキシーとは、薬の成分に対してアレルギーを持った患者が服用した際に起こりうる症状です。

アナフィラキシーが引き起こす症状としては呼吸困難、蕁麻疹、血圧低下、顔面蒼白、冷や汗といったものがあります。

類薬での重大な副作用

イナビルと同じく吸入型であるリレンザにおいて、下記の症状が確認されております。

気管支攣縮、呼吸困難

気管支攣縮とは、気管支が極度に緊張した際に気管支内壁が過敏となって痙攣を起こす疾患です。

主な症状としては胸の圧迫感や呼吸困難(息苦しさ)などがあります。

多形紅斑、スティーブンス・ジョンソン症候群、中毒性表皮壊死融解症

多形紅斑とは、指で押したような赤い斑点が多発する皮膚疾患です。

スティーブンス・ジョンソン症候群は、高熱と共にこの多形紅斑が見られ、さらに水疱やびらんを伴います。

これらの皮膚症状が体表面積の10%未満の場合はスティーブンス・ジョンソン症候群、10%を超えると中毒性表皮壊死融解症と呼ばれます。

イナビルの注意点

イナビルはインフルエンザに感染してから48時間以内に服用しなければ効果がありません。

インフルエンザによる症状が出た際には、できるだけ速やかにイナビルを服用するようにしましょう。

イナビルを予防用に使用する際には、インフルエンザ患者と接触してから2日以内に服用してください。

イナビルと異常行動

因果関係は不明ですがイナビルを服用した患者で異常行動を発症したケースが報告されております。

ですので、イナビルを服用する際にはこれらの症状をともなうリスクを留意しておかなければなりません。

異常行動については別項で説明しておりますが、服用して2日以内に発症しやすいので、この間は出来るだけ同居者が付き添って見守っている必要があります。

イナビルの薬価

イナビルの薬価は20mgあたり2139.9円となっております。

成人および10歳以上の小児は40mgが1回あたりの服用量となりますので、1回あたりの治療費は4279.8円となります。

イナビルの通販

イナビルは処方せん医薬品ですので、病院の診察を受けなければ購入できません。

同じ吸入型のリレンザは個人輸入代行サービスを使うことによって通販で購入することができますが、イナビルにおいては現在のところ、通販が可能なサイトは確認されておりません。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする