早期発見が改善への第一歩、末期状態の子宮頸がんの治癒率と死亡率

女性特有のがんの中でも特に多く見られている子宮頸がんは、主に「ヒトパピローマウイルス(HPV)」に感染することによって発症するがんとして知られています。

喫煙やピルの服用なども子宮頸がんの原因となっていますが、ほとんどの場合はヒトパピローマウイルスの感染が原因とされています。

ヒトパピローマウイルスの感染はセックスによって感染する場合が多く、コンドームを使わないなどの避妊をしないセックスや不特定多数の人と性的関係を持つことから、ウイルスに感染する確率が一気に高まります。

近年では性的関係を初めて持つ年齢が低くなってきていることもあり、ヒトパピローマウイルスに感染する年代も低くなっている傾向が見られています。そして子宮頸がんの危険性も同時に高まってきているのです。

しかし、ヒトパピローマウイルスに感染したすべての人に子宮頸がんが発症するというわけではありません。

ヒトパピローマウイルスに感染しても、ウイルスが自然消滅して正常な状態に戻ってしまうことがあるため、ウイルスに感染したからといって必ずしも子宮頸がんを発症するとは限らないのです。

また、その人の体質や遺伝などによっても子宮頸がんが発症する場合と発症しない場合とに分かれると見られています。ただし、ヒトパピローマウイルスの感染は誰にでも起こりうることですので、前もって予防しておくことは重要です。

ウイルス感染の予防ができれば子宮頸がんの予防もできるようになりますので、まずはセックスの際に必ず避妊をすること、不特定多数の人と性的な関係を持たないことを心がけるようにしてください。

子宮頸がんは初期段階であれば手術による治療が可能ですが、症状が進行して末期がんの状態になると手術ができなくなります。

その場合でも放射線療法や免疫療法、化学療法などで治療をすることはできますが、末期になるほど治癒率は非常に低く、反対に死亡率が高まるとされています。

子宮頸がんは症状別にステージ(病期)が分類されていますが、上皮がんの状態である0期の場合の治癒率はほぼ100%、つまり死亡率は0%となっています。

そしてⅠ期になると治癒率は約85%、Ⅱ期は約75%となり、死亡率は0期に比べて高くなるものの、まだ治療の余地は残されているとされています。

Ⅱ期までは手術が可能となりますので、Ⅱ期の状態であれば手術での治療によって子宮頸がんの症状を改善していくことができるのです。

しかしⅢ期になると治癒率が37%、Ⅳ期は15%まで下がり、反対に死亡率が一気に高くなるので、末期がんの状態ということで手術による治療は行えなくなります。

Ⅲ期やⅣ期のステージにおける子宮頸がんの治療は放射線療法や免疫療法によって行われていきますが、症状はかなり進行している状態です。

この状態になると他の部位にがんが転移する恐れもあるため、子宮頸がんは早期に発見することが改善の第一歩とされています。

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