頭蓋内出血

頭蓋内出血

頭蓋内出血はこんな病気

生まれた直後に起こる頭の中の出血

生まれたばかりの赤ちゃんの頭の中に出血が起こる病気です。表面に近い硬膜下に出血することが多いですが、未熟児の場合は、脳室に出血が起こります。

頭蓋内出血の原因

難産や酸素不足、ビタミンK不足などが原因です

出産時、難産でなかなか産道を抜けられない場合、赤ちゃんの頭に外力が加わって頭蓋内出血が起こることがあります。鉗子分娩のときにも起こる場合があります。この場合は表面に近い、硬膜下に出血するものがほとんどです。
未熟児の場合、酸素不足から頭蓋内に出血が起こることがあります。この場合は脳室内に出血を起こします。
また、以前は生後2週間以上たってからビタミンK不足のために頭蓋内出血を起こすことがありましたが、最近は出産直後等にビタミンKを投与することによってほとんど起こらなくなりました。

頭蓋内出血の症状

大泉門がはれたり、吐いたり、ぐったりします

ひどく機嫌が悪かったり、ぐったりして手足をほとんど動かさなかったり、吐いたり、大泉門がパンパンにはれたりします。他にも、ひどいときにはけいれんや手足の硬直を起こしたりもします。

頭蓋内出血の治療方法

穿刺(せんし)や手術によって貯まった血を除きます

硬膜下出血で血腫ができた場合は、硬膜下穿刺をして血液を吸い出したり、手術をして血腫を取り除くことがあります。
脳室内出血の場合は、手術をして血腫を取り除くのは大変難しいものです。出血が多量になると脳室の髄液がたまることがあります。その場合、特殊なチューブを使用して髄液を頭蓋内から体の他の部位に流して吸収させる、シャント手術を行います。
出血が少なく、軽傷の場合は後遺症の心配はありません。出血が多い場合は脳に損傷を受けることがあります。しかし、赤ちゃんの脳が発達していく中で、損傷を受けた部位を他の健全な部位がカバーするような働きが強いので、後遺症がほとんどなく育っていく可能性も大きくあります。
後遺症が残った場合は、退院後、リハビリを受けて赤ちゃんの脳の代償作用を積極的に引き出してあげましょう。

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