前立腺とは |前立腺炎の種類と症状

前立腺

前立腺とは

前立腺とは、前立腺は男性のみに存在する器官で、栗の実のような形をしており、膀胱の下に尿道を囲むようにあります。

前立腺の役割は全てが解明されていませんが、アルカリ性の乳白色のおもに精液の約3分の1を占める前立腺液を分泌します。

この前立腺液は精子が活発に運動するための栄養液になるといわれています。前立腺の構造はは内腺(ないせん)と外腺(がいせん)とに分かれ、内腺の中心部分をオシッコを排泄する尿道が通っています。栗のような形をしており、くりに例えると中身が内線、皮が外線になります。

前立腺の主な働きは、精液の15~20%を占める前立腺液を分泌することです。この前立腺液には精子を守る働きがあります。さらに前立腺は、生殖機能だけでなく排尿のコントロールにも関係しています。

くわしいはたらきについては、まだ未解明の部分も多いのですが、前立腺は膀胱のすぐ下にあって、真ん中を尿道が通っている位置関係からも、排尿に影響を与えていることがわかります。

前立腺には、前立腺がん前立腺肥大の二つの病気があり、前立腺がんになる可能性はアメリカではすでに肺がんを抜いて、男性のがんの中で発生率第一位になっています。

日本ではまだそこまでの発生率ではないですが、徐々に増加していてこのままいくと日本でも発生率が一位になるのではないかと言われています。

前立腺がんが増加している原因は食生活の違いと言われていましたが、前立腺がんは60歳以上の方の発症が90%を占めていることから、現在は高齢化が一番の原因とも言われています。

前立腺ナビでは前立腺に関する様々な情報から、前立腺がん、前立腺肥大の情報を紹介しています。

前立腺炎について

前立腺炎とは、前立腺が炎症を起こした状態で高年齢以外でも、あらゆる年代の男性に起こります。急性前立腺炎は、尿道から侵入した細菌が感染して起こる病気で、前立腺が炎症のために充血して腫れ上がります。前立腺肥大症や糖尿病に合併して起こることも多いのです。

急性前立腺炎の原因は大腸菌が一番多いようです。逆に慢性前立腺炎ではクラミジアや弱毒性細菌が原因のことが多いようです。慢性前立腺炎は炎症が慢性的に続いている状態。

前立腺炎の種類

急性前立腺炎

急性前立腺炎とは、尿道から侵入した細菌が、尿道の奥にある前立腺に感染して起こる病気で、前立腺が炎症のために充血して腫れ上がります。尿道からの細菌の侵入以外に、からだの他の部位の感染症から、細菌が血流にのって前立腺に運ばれきて感染を起こすこともあります。

急性前立腺炎は高齢者に起こる前立腺肥大症とは異なり、思春期以降の男性になら年齢に関係なく起こることも多いですが、高齢者の前立腺肥大症に合併して起こることも多いものです。

慢性前立腺炎

慢性細菌性前立腺炎とは。前立腺の炎症が慢性的に続いている状態を慢性前立腺炎といいます。全男性の25~50%が一生に一度は前立腺炎症状を経験するといわれています。また、慢性細菌性前立腺炎。

細菌性は、細菌感染によって前立腺に炎症が生じるタイプで、細菌性のほとんどが急性から移行したものです。非細菌性前立腺炎は、炎症による症状が現れているにもかかわらず、検査をしても細菌が検出されない状態を指し原因はいろいろです。

非細菌性前立腺炎

非細菌性前立腺炎とは、前立腺炎症状があり、分泌液(もしくは前立腺マッサージ後の尿)の中に白血球のみ陽性で菌が陰性のタイプのものを非細菌性前立腺炎と呼びます。原因はいろいろあるようですが現在でも研究されていますが、まだ十分に解明されていません。

まず細菌性前立腺炎との診断上の違いは分泌液に菌が証明されるかどうかだけですが、実は検査に提出した前立腺分泌液中に菌が証明できなかっただけで、実は細菌が原因の細菌性前立腺炎である可能性もある場合もあります。

前立腺炎の症状

急性前立腺炎と慢性前立腺炎とでは、症状と現れ方に違いがみられます。細菌感染などによって前立腺が急性の炎症を起こすと、排尿痛、頻尿、残尿感といった膀胱炎の症状が出てきます。こうした症状は、前立腺から膀胱の頸部に炎症が及んでいることをあらわしています。

尿は濁り、中には血尿が出るケースもみられます。炎症の程度にもよりますが前立腺の腫れがひどいときには排尿障害を引き起こすこともあり、ひどい場合は尿閉を引き起こしてしまう場合もあります。