早漏とは|種類・原因|早漏の対策と治療

早漏とは?

早漏の定義は、医学的見地から見るといろいろな説があるようですが、2003年度の性機能障害に関する国際コンサルテーション会議で提出された勧告が現在のところ最新の定義となっているようです。

以下の3つの診断基準を満たす場合を早漏と診断する。
(1) 膣内射精潜時が短い。
(診断基準に合致する必要は無いが、膣内射精潜時の目安を、
通常2分以内)
(2) 射精のコントロールが不能。
(3) 本人、またはパートナーの心理的な苦痛。

また一般的には、男性が性交時に「射精したい」と思う前に、いち早く射精に至ってしまう場合をいいます。膣内に挿入した直後であったり、完全に挿入する前に射精してしまう場合もあります。

◆時間・・・膣内に挿入後1~2分以内の射精。または挿入前の射精
◆回数・・・性交時のピストン運動が10回以内である
◆パートナー・・・女性がオーガズムに達する前の射精
◆コントロール・・・時間や回数は関係なく射精をコントロールできない状態である

読んで字の通り、早く射精するということなのですが、問題なのは時間ではなく、自分で射精のコントロールがうまくできないという点にあります。

早漏

従来の早漏の定義

(1) 挿入前、挿入途中、挿入直後のいずれかの時点で、本人の意思に反して、最小の性的刺激で射精してしまい、これが反復ないし持続する状態。

(2) 膣内射精潜時が2分以内で、これが過去6ヶ月以上の間に性交の50%以上で発生する場合。

(3) 不十分な勃起状態で挿入前、挿入15秒以内の射精。

(4) 挿入60秒以内の射精

(5) 女性が希望する挿入から射精までの時間内で、射精をこらえられない場合。

早漏の種類

早漏は、大きく次の4種類に分けられます。自分の早漏がどの種類になるのかを正しく判断して対策を講じることが大事です。早漏の種類によって、治療や対策が異なります。

過敏性早漏

皮膚や粘膜の神経が過敏すぎて、ちょっとした外的刺激で脊髄末端の射精中枢が興奮の頂点に達して射精してしまうケースをいいます。性欲や勃起力は非常に旺盛ですが陰茎の感触神経が非常に過敏なため、大脳は充分興奮していないにもかかわらず、精液が自分の思いとは関係なく不本意に放出されてしまいます。

衰弱性早漏

年配の方に多い早漏です。勃起神経系の衰えとともに、射精をコントロールする射精管閉鎖筋の筋力が弱くなり、精液が力なく漏れてしまうケースです。加齢などで、男性ホルモンの分泌力が低下して、絶頂まで射精管を閉めていなければならない筋肉が弛緩してしまうことが原因です。

心因性早漏

ペニスに全く刺激がなくても、頭の中で想像、妄想しているうちに射精してしまうタイプです。セックスについての想像力が豊かなため、大脳の性感情だけが強すぎて、ささいな刺激を勝手に拡大解釈して、興奮が高まってしまうのが原因です。

仮性包茎早漏

日本人には、意外に多いタイプです。亀頭が常に陰茎の包皮に被われているため、性交時の刺激(摩擦感)が強すぎて、短時間で射精してしまいます。セックスの経験不足、過度の緊張、長時間の禁欲、脊髄神経の反射が過敏なことなどが原因にあげられます。

いかがですか。あなたはどのタイプの早漏でしょうか。以上の4タイプのいずれも対策、治療法はありますので、落ち込むことはありません。冷静に、根気強く治療を施せば、克服することは必ずできます。

早漏の仕組み

早漏の原因を知るには、射精の仕組みを知っておく必要があります。

射精の仕組みは、勃起中枢の興奮が陰茎に伝わり完全に勃起したときに、その興奮が射精中枢へと伝わった瞬間、交感神経の緊張によって前立腺や精嚢が収縮し、精液が尿道を通って射出されるという流れになっています。

しかし、早漏の場合は陰茎の勃起が完全でなく、あるいは完全に勃起したとしても、陰茎からの刺激が射精中枢に十分に蓄積されないまま精嚢が収縮してしまいます。これはどういう現象かというと、視床下部からの刺激が過剰なまでに強く、勃起中枢の興奮が射精中枢に伝わってしまうために起こってしまうからです。

わかりやすくいうと、主に「亀頭部分」や俗にいう「裏筋」の部分の刺激に対して敏感に反応することで脳に「射精をしなさい」という間違った命令を出してしまうのです。特に、これは完全な勃起がなされていない時に起こりやすくなってしまいます。

早漏の原因

敏感性の早漏

早漏の原因として、まず一つ目に多いのは若者に多いタイプの早漏で、亀頭が敏感なためにちょっとした刺激でもイッてしまうという早漏です。このタイプの早漏は、亀頭部が包皮から露出ができていない包茎の人が多く、包茎が深く関与していると考えられています。

亀頭が敏感すぎる人は、刺激に強くするために亀頭に刺激を与えて鍛えたり、仮性包茎の人は、包茎矯正グッズや、亀頭増大トレーニングで亀頭を大きくして包茎を矯正または軽減するなど、とにかく亀頭を鍛えることが重要です。仮性包茎の人は、亀頭増大トレーニングで亀頭がかなり露出するようになるはずです。

心因性の早漏

早漏のもう一つの原因は、心因性なもの(精神的な原因)です。性への劣等感、不安、緊張、ストレス、「早く射精してしまった経験」の記憶が頭から離れず、 再びセックスをする際に「また早くイってしまったらどうしよう」という不安が精神的な緊張となって、結果的に同じことを繰り返してしまうパターンです。

そのために大切なことは「自信をつけること」です。まず、自分が早漏だということを忘れてしまいましょう。早漏だと思えば思うほど、早漏から抜け出すことはできません。「イッテはいけない」と思えば思うほど、すぐにイッテしまいます。

逆に、「イッテもイカなくても構わない」くらいの気持ちで、リラックスして臨んだほうがいい結果につながります。そう簡単に忘れられないとは思いますが、そうやって徐々に自分が早漏だということを頭から追い出し、だんだんと自信をつけてリラックスしていくことが早漏防止・早漏改善には非常に大切です。

 早漏は女性にとって

あるアンケートでは、早漏男性をパートナーに持つ女性と平均的持続時間を持つ男性をパートナーに持つ女性とでは、早漏男性をパートナーに持つ女性の方がかなり高い不満をパートナーに対して持っていることが分かりました。

女性にとって「早漏」の男性ほど期待を裏切るものはありません。男性のピークが射精に凝縮されているのに対して、女性のエクスタシーは導入部からしだいに高まっていって、次にクリトリスをはじめ体全体への十分な前戯があり、そしていよいよ膣への挿入になります。

この挿入で膣への刺激とクリトリスへの刺激が合わさった状態で、必要な時間の経過と共に絶頂を迎えるのです。そして、早漏の男性をはじめ最も女性が嫌うSEXが「早い男」なのです。

女性からすると前戯が終了して「いよいよこれから」というときに、「えっ!!」と思ったらあっという間に発射されてしまうと、自分だけ取り残された気分になってしまって、「こんなことなら、はじめからしないほうがよかった」と思われてしまうのです。

あるアンケートによると、早漏の男性をパートナーに持つ女性とセックスで平均的持続時間を持つ男性をパートナーに持つ女性とでは、早漏の男性をパートナーに持つ女性の方がかなり高い不満をパートナーに対して持っていることが分かりました。

また別のアンケートでは、早漏男性は嫌だ、と答えた女性が実に半数以上にものぼっています。

女性は、年齢的に若い場合、ホルモン分泌の関係で、男性が早くイッテしまっても、さほどがっかりはしないかもしれませんが、セックスの経験が豊富になってくると、段々がっかりすることが多くなってくるようです。

ですから女性は、結婚当初は早くイってしまっても不満を持たなかったセックスも、年を重ねるごとにパートナーの早漏が不満になり、ついには離婚にまで発展するケースも出てきます。

女性の望む性交時間(挿入時間)

2005年アメリカで実施された平均性交時間(挿入から射精までの時間)を測定するための大規模試験(早漏基準タイム調査)によると、平均は7.3分でした。また、日本のある雑誌のアンケート調査(男性120人)では平均14.2 分という結果が出ています。

1,500人の男性が協力したアメリカの大規模実験では、2分以下だった約200人の男性が「早漏」とみなされました。この数字は、13.3%に当たります。

ところが、東邦大学講師の永尾光一さんの調査報告によると、女性が希望する平均性交時間は16.7分でした。小学館の雑誌が日本人女性 1,000人(平均年齢 24.7歳)を対象に行った、希望する性交時間のアンケートでも平均で15.7分となっています。時間別では、以下の通りです。

10分以内 10.7%
10~20分 42.7%
20~30分 28.0%
30~60分 13.0%
1時間以上 5.7%

つまり、男性は挿入してから16分間持てば、約半数の女性にセックスの満足感を与えることができるということになります。逆に、それ以下では、女性にストレスを感じさせることが多いということでもあります。

 早漏の影響

男性の50%以上が自分自身を早漏であると考えている、という統計結果があるように、多くの男性が自分のことを早漏ではないかと思い込んでいます。早漏は、本人にとっては非常に深刻な問題です。

自分が早漏でないかと気づいて悩み始めると、情緒不安定となっていきます。 早漏であるために、普段から何ごとに対しても消極的になったり、マイナス思考になったりして、男性としての自信を喪失してしまいます。

こうなってしまうと、早漏であるということがその男性の人生に深刻な影響を及ぼすことになります。

また、自分が早漏と知ってからは、少しずつセックスに消極的になっていくものです。男にとっては、セックスはお金を払ってでもしたいものです。これは、男の本能ですから仕方がありません。しかし、セックスの時に「女性を満足させなければ・・・・」という心理的なプレッシャーがかかってくると、どうしても気分的にあせってしまい、追いつめられて、しまいには萎えてしまうのです。

そして、ついには二次性の勃起障害(ED)を引き起こすという可能性まででてきてしまいます。

その結果は、恋人と別れたり、家庭不和や離婚といった問題も生じる恐れがあります。悩んでばかりいないで、早めに対策を講じて治療に取りかかることが大切です。

 早漏の対策

 早漏の原因から早漏の対策を考える

早漏の原因は、大きく分けると、精神的なものと刺激的なものに分けられます。どちらか一方だけに起因するケースは少なく、割合の違いがあるにしても、早漏の方の多くは、精神的と刺激的の両方に原因があるようです。

精神的な問題についての対策としては、個人個人が精神的な興奮を抑制して、冷静になれるようにトレーニングをすることが大切です。早漏は心因性のものが多く、いろんな精神的状況が原因となっていることが少なくありません。そして、「自分は早漏だ」という自分自身の思い込みが、さらに早漏を誘発するという悪循環ができあがってしまいます。

しかし、刺激的な問題がある限り、精神的な問題を解決することは難しくなります。ですから、ペニスが感じやすいという過敏状態の方は、まずこの問題を解決することが第一歩になります。

早漏の対策としては、あなたが包茎の状態であるなら、まず包茎を治すことが先決です(包茎矯正e-直し方参照)。包茎の場合、亀頭が包皮で保護されているので、強化されず刺激に弱い状態になってしまいます。ですから、包茎の男性は早漏になっても当たり前といえます。

包茎ではないが、亀頭が過敏な場合は、亀頭の強化術を施すことで亀頭の過敏状態が緩和され、刺激の問題から開放されやすくなります。この刺激性の問題さえ解決したら、あなたは自信を持ってセックスに挑むのみです。

刺激を気にすることさえなくなれば、冷静にセックスができますので、射精のコントロールもやりやすくなります。

早漏対策の誤った知識

早漏を予防する目的での飲酒は、適量であれば不安を減少させリラックス効果を期待できるので、早漏防止の手助けになります。しかし、効果は一時的なもので、根本的治療ではありません。

飲酒が習慣化したり適量を過ぎれば、むしろ性欲や性反応は減退して逆効果となってしまいます。また、アルコールは勃起障害(ED)を引き起こすおそれもあるので、注意が必要です。安易にアルコールに頼ることは慎みましょう。

早漏を防ぐために、あらかじめオナニーで射精してというおくという方法が紹介されることがあります。しかし、いざ女性相手にセックスをするときに、勃起しないという一時的なインポテンツに見舞われることがあります。また、根本的な解決にはなりませんので、止めた方が無難です。

また、早漏を防ごうとして行うこの方法は、すでにオナニーで射精しているため、実際の性交時にうまく射精できなかったり、射精量が少ないという問題が生じてしまいます。

 早漏の治療

自分でできる早漏の治療

このページでは、自分でできる早漏の治療法を具体的にご紹介します。いろいろな方法がありますので、自分にあった方法、できれば複数の方法を継続して行ってください。これらの早漏治療法で必ず克服できるという信念を持って、諦めずに根気強く継続することが大切です。

◇早漏の治療法 1

早漏の男性は、刺激に敏感な場合が多いのが特徴です。そこで、刺激に強くなるために、毎日ペニスに適度な刺激を与えて慣らしてしまうという方法が考えられます。

風呂に入ってペニスをよく洗い、タオルを使ってマッサージをしたりペニスの下部もよくこすります。できるだけ織り方の細かいソフトなタッチのタオルを用いて、時間をかけてやさしくこすります。少しヒリヒリと痛むようになるくらいまで続けます。

この治療法を毎日続けると、ほとんどの早漏は1~3ヶ月くらいで改善されます。

◇早漏の治療法 2

早漏の原因のひとつに、亀頭部表面の過敏さがあげられます。そこで、ペニスのカリの部分を親指と人差し指で挟み、強く引っ張ることで摩擦に対する抵抗力を強めることができます。亀頭粘膜が、段々皮膚化してピストン運動の摩擦にも耐えられるようになります。カリもわずかですが高くなります。

◇早漏の治療法 3

軽症の早漏治療としては、「スクイーズ法」があります。マスターベーションの要領でペニスをしごいて刺激します。イキそうになった瞬間、亀頭の付け根をグッと強く握ります。そうすると、精液の流れ道が遮断されて射精が止まってしまいます。この行為を繰り返すと、そのうちに射精のタイミングをコントロールすることができるようになってきます。

◇早漏の治療法 4

「スタート&ストップ法」は、「スクイーズ法」に似ています。射精ぎりぎりの限界までペニスを刺激したら、一度刺激するのを止めて、20~30秒後に再び刺激します。この訓練を繰り返すことによって、なんと95%以上の男性が5~10分以上、射精を抑えられるようになります。

セックスの時の早漏対策

◇早漏の治療法 5

セックスで女性をより喜ばせようとすると、挿入したまま何回も絶頂へと導いていく持続能力が必要となります。中国には、昔から「接して漏らさず」という方法があります。

挿入して性交を続け、射精を抑えながら、さらに性交を繰り返します。射精をコントロールできる熟練した男性は、挿入したままの状態で女性に何度もオーガズムを与えることができます。

この訓練は、射精したくなったら、挿入したまま別なことを想像したり、胸や顔への愛撫をしながら、射精のタイミングを少しずつ遅らせていくというものです。そうしているうちに、射精を自分の意志でコントロールし、女性の感度を確かめながらそれに合わせることが可能になります。

◇早漏の治療法 6

セックスのとき、ピストン運動のやり方で射精を遅らせる方法があります。「八浅二深」という方法です。やみくもにピストン運動を繰り返すのではなく、ペニスを八回浅く入れたら、二回ほど縦横に揺らしながら深く入れるというテクニックです。つまりピストン運動に強弱をつけ、持続力を向上させて早漏を防止する秘訣のひとつです。

◇早漏の治療法 7

セックスの最中に、イキそうになったら、腹式呼吸をする方法です。これも、注意をそらすことで、大脳皮質を働かせて射精を遅らせることが可能になります。

◇早漏の治療法 8

セックスの最中に、イキそうになったら、2本の指で前立腺のある会陰部(肛門と外陰部の間の部位)をソフトに押さえ込む方法です。この場合は、前立腺を圧迫することで分泌される精液先導液を止め、射精を遅らせることができるようになります。

◇早漏の治療法 9

早漏は、体位を工夫することによって射精までの時間をコントロールすることができ、早漏を克服することが容易です。通常、正常位でセックスをするカップルが多いようですが、この正常位は男性にとって、比較的射精のタイミングを計るのことができるので、早漏対策には効果的ということができます。

正常位の場合は、動きが男性主体のため、動きのペースや深さなど男性自身でおこなうことができます。そのため射精しそうになった場合でも、すぐに動きを止めて早漏を防止することもできます。

その反対に、早漏対策がききにくい体位が「騎乗位」です。これは、女性主体の動きになり、男性の位置が下になっているために男性にとってはコ ントロールのしようがありません。