勃起不全・勃起障害(ED)の原因と克服治療

EDは勃起機能低下のことを指します。
よく、EDは勃起不能な状態のことを指すように思われますが、そうではありません。

・勃起に時間がかかる。
・すぐに萎えてしまう。

こういう状態もEDとされています。
ですから勃起不能・勃起不全というよりも、勃起機能低下と言うほうが正しいのです。

以前に比べると勃起に時間がかかるようになったとか、性行為の途中で萎えてしまったとか、
人それぞれEDの症状があります。

EDは病気ではありませんから、パートナーの理解のもと改善していき、
幸せなセックスライフを送れるようにがんばりましょう。

ED(勃起不全)

EDの基礎知識

ED・勃起不全・勃起障害に関する基本的な知識を解説しています。自分がEDなのか、治療することができるのか、正しい知識をつけて、逞しい自分を取り戻しましょう。

勃起不全の症状

ED(Erectile Dysfunction)とは、勃起機能が低下することを指し、日本語では、勃起不全とか勃起障害と訳されています。

EDやインポというとまったく勃起することができない状態を指すと思われがちですが、そういうわけではありません

勃起するのに時間がかかったり、勃起してもすぐに萎えてしまう、あまり堅くならないなど、「勃つことは勃つんだけど、以前のような元気さがない。」という状態と言い換えてもいいかもしれません。

勃起不全の治療をしている専門家の話によると、EDというのは、「性行為をする際に十分に勃起をしたり勃起を維持することが出来なくて、満足に性行為ができない」という定義付けができるそうです。

EDの症状は人によって異なります。
ここでは一般的な勃起不全の症状を紹介していきます。

・勃起するのに時間がかかる
・勃起しない日がある
・勃起しても十分に固くならない
・勃起してもすぐに萎えてしまう
・性行為に自身がなくなった
・最後まで性交を続けることが出来なくなった

勃起不全の症状というのは、突然起こるわけではありません。
始めは体調が悪い程度にしか思わないでしょうが、上にあげたような症状がでることで、「もしかしたら自分は勃起不全かもしれない。」と気づくようになります。

EDは病気ではありませんから、パートナーの理解のもと、治ることもよくあります。
まずは、自分でできるセルフチェックから試してみるとよいでしょう。

EDのセルフチェック法

EDの簡単にできるセルフチェック法を紹介します。

「EDかも…」と考え始めたとき、すでにEDの症状が現われているかもしれません。
まずは、性交のことを思い出してください。

4回に1回ぐらい、うまく勃たなかったという経験はありませんか?
仕事で疲れてるから…と思ったかもしれませんが、それはEDの症状かもしれません。

自分がEDかどうか、なんて自分では気づきにくいものです。
ですが、ちょっとしたことがEDと関係していることもあります。

たとえば、最近騒がれているメタボリックシンドローム。
男性の場合、ウエストが85センチ以上あって、ビール腹のようなポッコリお腹が特徴的ですが、生活習慣病の原因であるだけでなく、EDにもなりやすいことがわかってきています。

他にも、ストレス過多の人、落ち込んで憂鬱状態の人もEDになりやすいと言われています。

また、他の女性では問題なく勃起するけれど、奥さん相手だと勃起しない、と言う方も心因性EDになっている可能性があります。

少しでも「EDかな?」と思い当たる節があれば、一度ED専門外来で相談してみることをおススメします。本当の勃起不全になってしまう前に、早めに対処すれば、たいていのEDは治ります。

EDの有病率

EDの有病率は驚くほど高く、成人男性の25%
実に4人に1人がEDの症状があると診断されています。

勃起不全と言うと、中高年に限った話のように思われますが、実は、若い人でもEDの症状で悩んでいる方が多く、年齢はあまり関係ありません。

加齢によるEDの項目でも詳しく解説していますが、加齢による勃起不全と言うのは、実はそれほど多くはありません。加齢以外の原因によるEDのほうが圧倒的に確率としては高いのです。

勃起不全とひと口に言っても、その症状は様々です。

全く勃起しないという重度の方から、性交の途中で萎えてしまうという中度の人、たまに勃起しないことがあるという軽度の人、様々で、それらの症状をもつ人を全て合わせると、成人男性の80%が勃起不全と診断されるというデータもあります。

勃起不全の有病率は、調査対象となる人数の中での数値ですから、
自覚症状がない人を含めると、さらに増える可能性もあります。

たまに勃起しないことがあると、「なんだか今日は調子が悪い。疲れているのかも。」と体調のせいにするケースが多いと思いますが、実はEDの初期症状である可能性もあります。

これらの人は自覚症状がないケースに該当しますが、
そういう人は意外と多いのではないでしょうか。

原因は様々ですが、ストレスや生活習慣に起因することが多く、
年々増加傾向にあるということです。

EDの分類とその原因

勃起不全となる原因にはどのようなものがあるのでしょうか。加齢によるものからストレス、生活習慣など、EDを治すためには、まずその原因を突き止めることが大切です。

勃起不全の原因

勃起不全の原因は、加齢によって勃たなくなってくると思っている人が多いのではないでしょうか。実は、老化によって勃起不能となる確率は低いことが分かっています。

確かに、加齢によって勃起不全になりやすいとは言われています。しかし、年齢だけが原因ではありません。というよりも年齢以外の原因のほうが確率は高いのです。

ストレス、栄養の偏った食生活、運動不足、飲酒、喫煙など勃起不全となる原因はたくさんあります。EDの原因は人によって違うため、自分の生活を振り返ってEDの原因は何なのか生活習慣の見直しを図ることも大切です

生活習慣や加齢によるものだけでなく、高血圧、高脂血症などの生活習慣病を患っている人も勃起不全になりやすいと言われています。糖尿病の方がEDになりやすいというのは一般的に広く知られています。

勃起状態は神経と血液によって起こります。
性的な刺激が脳に伝わると、血液が流れて勃起するのが正常です。

勃起不全の原因は、神経、血液、刺激のどれかが欠けているためです。

刺激は自分で何とかなりますが、神経や血液は、まさに加齢や生活習慣に影響されます。
三つとも障害を受けている場合はまったく勃起しませんし、刺激を受けても勃起しない場合、神経系に問題があるのかもしれませんし、血液の流れに問題があるのかもしれません。

勃起不全は、現代社会の不摂生や不規則な生活リズム、食生活の乱れによるものと言われています。まずはその原因を取り除き、正常な状態へと戻していきましょう。

心因性ED

心因性EDというのは誰にでも起こりうる勃起不全の原因です。また、心因性EDが最も多い症状だと言われています。心因性EDとは、大きく分けると次の二つに分けることができます。

(1)現実心因ED  (2)深層心因ED

現実心因EDというのは、ストレスが原因で勃起不全になることを言います。
会社でストレスがたまっていたり、家庭生活がうまくいかずにストレスを抱えていたりすることで、勃起不能となってしまうことは、よくあるケースだと言われています。

原因はストレスですから、ストレスの除去、カウンセリングなどを受ける、アロマテラピーなどでリラックスすることで治療が十分に可能です。

深層心因EDというのは、本人が気がつかない、過去のトラウマや性的なトラウマが原因で勃起不全になることを言います。こちらのケースはちょっと厄介です。

過去のトラウマや性的な問題点を解消することで回復することは十分可能ですが、そのトラウマとなっている原因が分からないことが多く、治療が難しいのです。

現実心因EDにしろ、深層心因EDにしろ、精神的なストレスやトラウマが原因となって起こる心因性EDは、多くの方が経験している勃起不全の症状です。

精神的なものですから、本人は原因に気付かないことが多く、年齢によるものと決め付けてしまっていることが少なくありません。まだまだ十分回復、治療は可能ですから諦めないでください。

加齢によるED

加齢によるEDを避けることはできません。人間は、誰でも年齢を重ねていくことで勃起不全の症状が現れると言われています。年齢が高くなればなるほど、勃起不全となる確率も高くなっていくのです。

なぜ、加齢とともにEDの確率が高まるのかというと、勃起状態となるのに必要な血液の流れ、そして神経に様々な障害が起きてくるからです。

加齢による勃起不全は防ぐことが難しいと言われていますが、予防することは十分可能なことなんです。

EDになりやすい原因を避けることで勃起不全になる確率を下げていくことが有効な手段です。

EDになりやすい原因というと、生活習慣病、お酒、タバコ、ストレスなどですね。これらを抑えることで勃起不全の予防をすることができます。

勃起不全の原因で話したように、加齢によって勃起不全になる確立というのは高くないんです。
加齢で勃起不全となる確率は高くても、加齢が原因で勃起不全になる確率は低い。ちょっとわけわからなくなってますが大丈夫ですか?

つまり、加齢以外の原因で勃起不全になる人のほうが多い、ということです。

60歳や70歳でも、健康的で体調の不安もない人であれば、勃起状態を維持することは可能です。
勃起不全の症状が出たからと言って、すぐに落ち込んであきらめるのではなく、医師に相談や生活習慣の改善で回復するように努めましょう。

生活習慣病によるED

生活習慣病と勃起不全には深い相関関係があることはよく知られています。
生活習慣病とは、糖尿病、高脂血症、高血圧などの病気で、神経や血管に障害を与えます。それによって勃起機能に障害が出やすいのです。

また、生活習慣病は心筋梗塞や脳卒中の原因となる動脈硬化を促進します。
動脈硬化は文字通り血管への重大な障害ですから勃起不全になりやすいと言われています。

現在では、生活習慣病によってEDになってしまう人が、加齢によるEDよりも多いと言われています。食生活の欧米化がもたらした生活習慣病は、深刻な問題となっています。

生活習慣病は、以前は成人病と呼ばれていました。しかし、10代でも発症することから、生活習慣病と改められるようになったのです。ということは、生活習慣病と深い関係にある勃起不全も、年齢を問わず発症する可能性がある、ということです。

20代で生活習慣病が原因と思われる勃起不全になる人もいます。
食生活の乱れ、生活習慣の乱れ、タバコの吸い過ぎ、お酒の飲み過ぎも生活習慣病の原因だけでなく、勃起不全の原因でもあります。

20代で満足に女性を喜ばせることができなくなってしまったらどうでしょうか。
生活習慣病になってしまい、厳しい食事制限が課せられてしまったらどうでしょうか。

一人暮らしにはありがちな偏った食生活と栄養、昼夜逆転の不規則な生活リズム、
思い当たる節のある方は多いのではないでしょうか?

生活習慣を改めて、勃起不全の予防に努めるようにしましょう。

EDの克服治療

薬の服用によるED治療

主にバイアグラ錠レビトラ錠、シアリス錠による治療です。
ED(勃起障害)治療を受けろ人の約7~8割はこれらの服用で治ります。
特に心因性のEDや加齢によるED治療にはこれが使用されることが多い様です。 しかし、日常の強いストレスや過去の性交渉の失敗が精神的に尾を引く事によって起こる心因性EDの場合、心理カウンセリングのみで治ってしまう事もあります。

バイアグラ錠やレビトラ錠、シアリス錠は医師の処方箋が必要ですので、使用するかどうかは医師と相談の上決める事になります。

男性ホルモンを利用したED治療

男性ホルモンは勃起作用に不可欠なもので、アメリカでは男性ホルモンによる治療が盛んに行われているようです。
具体的な治療法は、男性ホルモンの軟膏を塗ったものを内股に貼り付けるものです。 効果は大きいようですが、前立腺肥大や前立腺がんの進行といったリスクもあるようです。

器具を使ったED治療

これには「陰圧式勃起補助具」を使用します。
主に器質性EDの人(糖尿病で末梢神経に障害があったり、脊髄損傷で伝達神経に障害がある人)向けの治療方法です。

バイアグラやレビトラを使えない人、または使いたくない人の選択肢のひとつでもありますが、治療というよりは器具を使って人為的に勃起状態をつくるということになります。

使用方法は、まず陰茎にプラスチック製のシリンダーを根元までかぶせ、次にポンプで中の空気を抜いていきます。こうしてシリンダー内に陰圧をかけることで海綿体に血液が流れ込み、陰茎は勃起状態となります。その後陰茎根元をリングで締め付けて血液の流出を防ぎ、勃起状態を維持します。

ただこの方法は、リングの締め付けによる痛みや違和感があるということと、パートナーによってはそこまでして性交渉はしたくないと思われる場合もあるようです。
この方法においての注意点は、海綿体への悪影響を防ぐため、勃起状態を30分以上続けてはならないということです。

海綿体注射によるED治療法 ICI療法

海綿体注射法は、1980年フランスのヴィラグという人がはじめて試みました。
パパベリンという血管拡張剤で、かなり強力な効き目だったようです。それ以来様々な試行錯誤が繰り返され、現在では複数の薬剤を混ぜ合わせることで安全性の高い有効な治療薬となっています。
直接海綿体に注射するわけですが、注射器も痛みのない優れたものができていますし、その人に合った調合をしてもらえるようです。
海綿体に直接作用するので、他の治療法が使えない人や効かない人にとっては最良の治療手段といえます。

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